二酸化炭素くん蒸剤
いちごハダニ殺虫システム
エキカ炭酸ガス&すくすく®バッグ

エキカ炭酸ガス&すくすく®バッグは、浸透性に優れる炭酸ガスを用いたハダニ殺虫システムです。成虫はもちろん、卵まで効果抜群。定植前に一度処理するだけで、収穫時期まで効果が続きます。また、炭酸ガスには化学薬品が含まれていないため、残留毒性の心配もありません。イチゴ栽培に欠かせないハダニ防除を、エキカ炭酸ガス&すくすく®バッグがお手伝いします。

  1. エキカ炭酸ガスは農薬登録(登録番号18194号)を取得した炭酸ガスです。

主な特長・処理の流れ

化学薬品を含まない、残留毒性の心配のないハダニ殺虫システムです。

難敵ハダニをしっかり殺虫

エキカ炭酸ガスの殺虫効力

炭酸ガスを高濃度に高めた空間に苗を置き、卵から成虫まで、ハダニを死滅させます。気体を用いる殺虫システムなので、葉裏までムラなく浸透。一度処理するだけで、本圃へのハダニ持ち込みを限りなくゼロにできます。

ノンケミカルの炭酸ガスを使用

処理後の生育影響

化学製剤(薬品)を含まない炭酸ガスによる殺虫システムなので、毒性や可燃性がなく、残留性もありません。また、生育に悪影響を与えないため、安心して使用できます。なお、炭酸ガスは他の薬品との反応性が低いため、防除後に薬剤を使うことも可能です。

防除の手間を軽減

トレーまたはコンテナに入れた苗をラックに並べ、気密性を高めた専用バッグ内に1日置いておくだけで、ハダニを殺虫できます。化学合成農薬による駆除に比べて、容易に防除が行えます。

薬剤コストを削減

ハダニ防除の効果が高く、薬剤コストや薬剤散布にかかる労力の削減につながります。

処理の流れ

お客様の声

エキカ炭酸ガス&すくすく®バッグをお使いのお客様の声をご紹介します。

これまでの農薬が効きやすい!

農薬だけでは防除しきれなかったハダニを防除することで、農薬の効きが良くなったように感じます。

ハダニに悩まされなくなった!

天敵との併用でシーズンを通してハダニを防除できました。また、効果の高い農薬も収穫終盤まで取っておけるので、安心です。

苗の生育が旺盛に!

ハダニ被害と農薬散布回数が大きく減ることで、苗の生育が旺盛になりました。収量UPも見込めます。

ミツバチの追加がいらなくなった!

農薬散布回数が減ったことで、ミツバチの生存率が良くなった感じがします。

イチゴの品質が良くなった!

ハダニ被害と農薬散布回数が大きく減ることで、イチゴの艶や果形が良く、品質が向上したように感じます。

主な仕様

設備一覧 Type3000 Type5000 Type10000
処理株数 トレー式 24穴苗すくすく® 2,304株/回 4,608株/回 9,216株/回
25穴苗すくすく® 3,360株/回 6,720株/回 13,440株/回
コンテナ式 4,320株/回 8,640株/回 17,280株/回
1. すくすく®バッグユニット
すくすく®バッグ 内容積:8m3
(1.85 x 2.35 x 1.85m)
ラック1台収納
内容積:15m3
(3.45 x 2.35 x 1.85m)
ラック2台収納
内容積:28m3
(3.45 x 4.4 x 1.85m)
ラック4台収納
すくすく
®ラック
トレー式 1.58 x 2.05 x 1.75m
苗収納すくすく®トレー96枚収納
コンテナ式 1.56 x 2.144 x 1.83m
収納コンテナ(365 x 520 x 305mm)96箱収納
接続ユニット 投棄口、排気口、置換口、サンプリング口を設置
2. 容器集合装置
集合装置 3本立て、転倒防止アングル付き
減圧弁 最大流量:150L/min
電源:100V、900W
3. 附属機器類
ブロアー 風量:2.3m3/min(50Hz)、2.7m3/min(60Hz)
電源:100V、40W
換気時間 約15分間 約30分間 約60分間
高濃度ガス測定器 測定濃度:0~100vol% 電源:単三電池4本
4. エキカ炭酸ガス(二酸化炭素くん蒸剤)
容器仕様(1回あたり)
農薬用炭酸ガス専用容器(30kg)
1本 2本 3本
投薬速度 50L/min 100L/min 150L/min
投薬時間(撹拌時間含む) 約3時間
殺虫処理条件 炭酸ガス濃度40~60%、温度25~30℃、24時間保持

すくすく®トレー以外の育苗方法にもご対応いたします。詳しくはお問い合わせください。

すくすく®バッグユニット(トレー式)
すくすく®バッグユニット(コンテナ式)
エキカ炭酸ガス
減圧弁

注意事項

お取扱い上の注意を守ってお使いください。

お取扱い上の注意

  1. 1.処理中の炭酸ガス濃度が75%を超えると、葉の褐変や枯死が生じる恐れがあるため、使用量を厳守してください。
  2. 2.徒長苗・軟弱苗は、所定の投薬条件でも、定植後に葉面の黒ずみや褐変症状が現れることがありますが、生育に影響はありません。
  3. 3.昼夜を通した平均外気温度が25℃を大きく下回る場合、ハダニが死滅しない可能性があります。投薬を避けるか暖房機などで温度を上昇させてください。
  4. 4.本農薬は残効性がなく、本圃定植後の飛び込みや衣服に付着した持ち込みには、効力を発揮しません。本圃で発生した場合は、殺ダニ剤の散布やあらかじめ天敵ダニを放飼するなどの防除法を活用してください。
  5. 5.本剤の使用に当たっては、使用場所、使用量、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、関係機関などの指導を受けることをお勧めします。
  6. 6.は農薬であり、高圧ガスです。農薬取締法と高圧ガス保安法の遵守が必要になります。
  7. 7.農薬登録上の適用病害虫名はナミハダニになります。

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